アーヤと魔女の12人の魔女の正体とは?母親が追われる目的や正体を考察!

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宮崎駿さんが企画し、宮崎吾朗さんが監督を務めた「アーヤと魔女」。

原作は未完成のまま作者が亡くなったため、

意味がわからない部分が多い映画でもあります。

特に気になるのが12人の魔女についてですよね。

目的や正体、母親との関係などわかりにくいですよね。

そこで今回の記事ではアーヤと魔女について

  • 12人の魔女の目的や正体
  • 12人の魔女と母親の関係

を考察したいと思います。

目次

アーヤと魔女の12人の魔女とは?

本作の原作はファンジーの女王ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの小説です。

この小説はダイアナさんが亡くなってしまったため、

未完成の状態で世に出ることになりました。

映画「アーヤと魔女」は原作を忠実に描いているため、

未完成の状態の部分が多く見られます。

その中でも多く語られなかったのが12人の魔女についてです。

https://twitter.com/ghibli_world/status/1428180738365562885?s=20

映画冒頭でアーヤの母親は、

仲間の12人の魔女に追われています。
逃げきったらこの子を返してもらいに来ます。
何年もかかるかもしれませんけれど。

という手紙と共にアーヤを孤児院に託します。

アーヤの母親の名前は劇中で明かされていません。

幼い子どもを手放さなければならないほどの恐ろしい12人の魔女。

彼女たちの目的や正体は何だったのでしょうか。

正体は13人の魔女団

12人の魔女について原作では少しだけ触れています。

13人の魔女団が存在する

と書かれています。

アーヤの母親は手紙の中で

仲間の12人の魔女に追われています。

と表現していることから、

アーヤの母親は13人の魔女団の1人なのでしょう。

また劇中の回想シーンでアーヤの母親が、

12人ババアに操られるなんざぁ私はごめんだね。

と言う場面があります。

ババアという表現から、

アーヤの母親よりぐんと年上の魔女であることがうかがえます。

魔女の正体は世間には秘密

「アーヤと魔女」の世界では魔女は正体を隠して生きているようです。

筆者

「魔女の宅急便」のように魔女であることオープンにしているわけではないようですね。

外出しようとするベラ・ヤーガにアーヤが、

ほうきに乗って出かけるの?

と聞くシーンがあります。

ベラは、

ご近所にバレるからほうきに乗って外出はしない

と答えています。

魔女であることを世間に知られてはいけないのですね。

12人の魔女の目的や正体を考察

12人の魔女の目的は支配すること

12人の魔女の目的は原作でも映画でも描かれていません。

しかし映画の流れを見ると、

12人の魔女たちは魔女社会を支配する存在のように感じます。

アーヤとベラが不穏な空気のなか別れるシーン。

アーヤの母親は、

バイバイ弱虫!
12人ババアに操られるなんざぁ私はごめんだね

と言い放ちました。

そしてベラは、

待ちな!あんた魔女の掟はどうするんだ?

と言うのでした。

魔女の世界には掟があり、

それに従って(操られて)生きなくてはいけないことがわかりますね。

筆者

まだ若かったアーヤの母親はそんな掟や支配が嫌になり、
魔女社会を飛び出したのではないでしょうか。

アーヤと魔女の12人の魔女と母親との関係を考察!

12人の魔女と母親は13人の魔女団のメンバーです。

それでは他の魔女とアーヤの母親は、

実際どんな関係なのでしょうか。

12人の魔女は母親を追っている

孤児院の前にアーヤを残した母親は、

仲間の12人の魔女に追われています。
逃げきったらこの子を返してもらいに来ます。
何年もかかるかもしれませんけれど。

という手紙を残して姿を消しました。

もともとは12人と魔女とは仲間だったアーヤの母親。

しかし掟が嫌になり13人の魔女団を抜けてしまったため、

残りの12人から追われていたのでしょう。

筆者

もしかしたらアーヤを身ごもったことで、
娘を守るために13人の魔女団の支配から抜け出そうと決心したのかもしれません。

また母親は、

逃げ切るため何年かかるかわからないと言っています。

12人の魔女たちの力は相当強いことがうかがえますね。

裏切り行為をしたアーヤの母親に、

強い怒りを持っていることもわかります。

魔女ベラ・ヤーガも母親を追っていた?

映画の冒頭シーン。

バイクに乗って走るアーヤの母親と、

彼女を追う1台の黄色い車シトロエン。

車の中は見えない演出になっているのですが、

追っているのは12人の魔女のように見えます。

筆者

チラッと見えた車のナンバーは「MYA-13W」。
この13Wは13Witch(魔女)とも解釈できます。

しかしこの黄色い車に乗っていたのはおそらくベラ・ヤーガでしょう。

この黄色い車は現在のマンドレークとベラの家の車庫にあったからです。

アーヤはその車の中からEarwigのレコードを持ち出していましたね。

ベラはアーヤの母親を助けたかった?

  • アーヤの母親
  • ベラ・ヤーガ
  • マンドレーク

この3人はかつてバンドを組んでいました。

ところが母親が魔女の掟を破って逃亡した後、

3人の仲は壊れてしまったようです。

しかしベラはアーヤの母親のことを心配しており、

逃亡生活をやめるように説得しようとしたのかもしれません。

幼い娘を抱えての逃亡生活から救いたかったのではないでしょうか。

ベラはわざとアーヤを引き取った?

ベラはアーヤの母親を助けたかったと考えると、

アーヤを引き取ったことも納得できます。

孤児院からわざわざアーヤを引き取ったのは親友の娘だったから。

おそらくマンドレークがアーヤの父親なのでしょう。

筆者

マンドレークがアーヤに優しい理由は、
実の娘だとわかっていたからではないでしょうか。

ベラとアーヤの母親は宿敵だった説もある?

ベラとアーヤの母親との関係には他の説もあります。

ベラとアーヤの母はマンドレークを取り合った宿敵同士。

マンドレークはアーヤの母親を選び、彼女は妊娠。

ベラは宿敵の娘をこき使うために引き取った

という考察もあるようです。

筆者

しかしアーヤに厳しいベラですが、愛情が見え隠れしています。
この説はちょっと違うかもしれませんね。

母親は12人の魔女に打ち勝った

12人の魔女に追われていたアーヤの母親ですが、

最後にアーヤの家を訪れました。

逃げきったらこの子を返してもらいに来ます。

の言葉の通りアーヤを迎えに来たのです。

つまり長い時間はかかりましたが、

ついに母親は12人の魔女に打ち勝ったということでしょう。

映画はこの場面で終わってしまうため、

その先の物語は想像するしかありません。

おそらくアーヤと一緒に暮らすことになり、

ベラとマンドレークとの仲も修復されるのだと思います。

13人の魔女団のような支配的な魔女世界ではなく、

もっと自由で楽しい魔女世界が作られるのかもしれませんね。

最後はちょっと意味不明な終わり方だったのですが、こう考えると自然ですね。

まとめ

今回は「アーヤと魔女」の12人の魔女について。

目的や正体、母親との関係などを考察してきました。

本作は未完成な部分が多いため予想にはなりますが、

12人の魔女の正体
➡13人の魔女団の12人で、残りの1人はアーヤの母親
➡アーヤの母親以外は年上の魔女たち
➡魔女の正体は世間には秘密

12人の魔女の目的
➡魔女社会を支配すること

12人の魔女と母親の関係
➡12人の魔女は掟に従わない母親を追っていた
➡魔女ベラはおそらく母親の味方
➡最後に母親は12人の魔女に打ち勝った

このような説が有力だと思われます。

本作はわかりにくい一方で、

想像する楽しみが無限にある作品でもあります。

今回ご紹介した考察を参考にしていただきながら、

様々な見方をして楽しんでくださいね。

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