名古屋キャナルリゾート事件とは?ホテル爆破って本当?真相を調査

名古屋キャナルリゾート事件とは?ホテル爆破って本当?真相を調査

名古屋市中区に位置する名古屋キャナルリゾートは、市内でトップクラスの規模をほこる日帰り温泉施設です。リゾート地の雰囲気を漂わせる岩盤浴など、設備が充実しているため、リフレッシュにピッタリ。幅広い年齢層に親しまれている場所ですが「名古屋キャナルリゾート事件」「ホテル爆破」という噂が出回っています。本当に物騒な事件が起きているのでしょうか。真相をまとめました。

目次

名古屋キャナルリゾート事件について

結論から言いますと、名古屋キャナルリゾートで報道されるような事件や事故は発生していません。SNSなどで検索してみても、いっさい情報なし。そもそも温泉施設である名古屋キャナルリゾートが何故「ホテル爆破」と噂されているのでしょう。

名古屋のホテル爆破?

2020年12月、名古屋市中区にあるホテル名古屋ガーデンパレスの地下駐車場で消火装置を誤作動させる事件が起きました。当時、改修工事に伴い、現場責任者の男性が消火装置の設定を確認。その際に退避を指示する音声とサイレンが響き渡り、驚きのあまり作動のボタンを押してしまったのです。その結果、炭酸ガスが一帯に充満し、作業員3人が死傷しました。

事件現場が名古屋キャナルリゾートの近くだったことから、噂の流布につながっているようです。

平成最悪の爆殺事件

2003年9月に名古屋市東区で起きた事件も噂の一因です。この事件は“平成最悪”と言われるほどの被害を出し、世間に衝撃を与えました。

事件現場は駅前ビルの4階に入居していた運送会社・軽急便の事務所センター。ドライバーとして所属していた男性が武器を持って侵入し、ポリタンクに入っていたガソリンを辺り一面にまきました。そしてライターと包丁を握り、「給与3カ月分を払え」と脅迫したのです。

ガソリンが充満する施設内で決死の交渉

支店長を含む社員8人が人質になり、緊迫した現場。出入り口付近にガソリン入りのポリタンクと机が積み上げられ、その奥に立つ男性はこわばった表情でボウガンを構えていました。加えて、頭痛が起きるほど気化したガソリンが立ち込め、静電気の小さな火花で爆発が起きかねない状況でした。

出動した県警の捜査員は約60人。そのうちの1人である小西靖之さんは交渉役に抜擢され、必死に説得を続けました。しかし男性は無反応。いっこうに投降する気配がありませんでした。

約40人が死傷

事態が急変したのは交渉開始から約2時間半が経過した時。男性が7人の人質を解放しました。あと一息で事件が収束する、そんな安堵感から突入班が現場との間合いを計っていたところ、男性が着火。その瞬間、爆発音と共に、すさまじい勢いで炎と熱風が広がりました。

約40人が重軽傷を負い、4階が全焼、大惨事を免れませんでした。男性と人質になっていた支店長が焼死、そして機動捜査隊の巡査長が一酸化炭素中毒で死亡しました。また小西さんは爆発に巻き込まれ、意識不明の重体に。覚醒したのは、事件から3日後でした。

事件のその後

悲惨な事件の後、軽急便の悪質な体制が発覚。当時、この会社はドライバーと契約する時に保証金を徴収し、2年間が経過しなければ解約できない縛りを設けていました。さらに業務用の車を半強制的に購入させ、個人事業主がローンを払える程度の保障しか行っていませんでした。

容疑者の男性は、賃金の不払いにより生活が困窮。憎悪を募らせ、自爆を覚悟した上で会社に乗り込んだのでしょう。その行為自体は決して許されるものではありませんが、軽急便の体制改善のきっかけとなりました。

名古屋キャナルリゾートの社長が飲酒運転

唯一、名古屋キャナルリゾート絡みの事件といえば、社長の飲酒運転。2024年1月、名古屋キャナルリゾートの社長である大村寿男さんが焼肉店で会食し、相当量のアルコールを飲んで車を運転しました。急加速して赤信号の交差点に進入し、勢いよくワゴン車に衝突した後、他の車も巻き込んで事故を起こしたのです。

当初、警察の聴取に対して酒気帯び運転などの容疑を否認していましたが、初公判で罪の内容を認めました。社会的責任を果たす必要があったため、被害者に弁償するだけでなく、名古屋キャナルリゾートの役員を退任したようです。

まとめ

名古屋キャナルリゾートは、リーズナブルな料金と、バラエティに富んだサービスが魅力の温浴施設です。過去に社長の酒気帯び運転が話題になりましたが、施設で重大な事件が起きた訳ではありません。その一方で、愛知県は全国で2番目に立てこもり事件の発生件数が多く、たびたび爆破事件も起きています。地域性が「名古屋キャナルリゾート事件」「ホテル爆破」という噂を生んでいるのかもしれません。

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