「タイタニック」で悲劇のヒロイン・ローズ役を演じたケイト・ウィンスレット。
実は彼女に決まる前に何人も候補者がいたことをご存じでしょうか。
どんな俳優が候補だったの?
ケイトが選ばれた理由は?
この記事では、
- タイタニックのローズ役候補まとめ!
- ケイトが選ばれた理由は?
こちらの2つのテーマをまとめていきたいと思います。
違う女優さんだったら全然違うローズになっていたかも…
気になる!
タイタニックのローズ役候補まとめ!
当時若手女優だったケイトが射止めたローズ役。
実は彼女に決まるまでには、多くの俳優が候補にあがっていたそうです。
1人目:クレア・デインズ
生年月日:1979年4月12日
年齢:45歳(2024年7月現在)
出生地:アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨークマンハッタン
代表作:「ロミオ+ジュリエット」(1996年)「ターミネーター3「(2003年)、「HOMELAND」シリーズ(2011年~)
「タイタニック」の前年に公開された「ロミオ+ジュリエット」でディカプリオと共演したクレア。
ふたりが演じたロミオとジュリエットは映画史に残るベストカップルとして今でも語り継がれています。
そんなクレアにもローズ役のオファーが来たのだとか。
しかし当時の彼女はまだ18歳。
- 立て続けにディカプリオと共演するのは難しいと感じた
- 再び注目を浴びることに躊躇した
- 知名度が欲しいと思っていなかった
このような理由により断ったと言われています。
ロミジュリ旋風、凄かったですよね!
でもまだ10代だったクレア本人はその人気に戸惑っていたようですね。
しかしそんな彼女の気持ちとは裏腹に、ロミジュリコンビの復活を期待する声は多かったようです。
クレアは再度ディカプリオ作品を断っていた
クレアはディカプリオ主演の「J・エドガー」(2011年)で主人公の秘書役のオファーも断ったと言われています。
実はディカプリオが苦手なのでは…?
実は断った理由はドラマ「HOMELAND」のほうを優先したから。
あの伝説の海外ドラマ!クレアの怪演がヤバかった!
このドラマで彼女の演技派女優としての地位が確立されました。
クレアの選択は間違っていなかったのですね。
2人目:グウィネス・パルトロー
生年月日:1972年9月27日
年齢:51歳(2024年7月現在)
出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
代表作:「セブン」(1995年)「恋におちたシェイクスピア」(1998年)愛しのローズマリー」(2001年)「アイアンマン」シリーズ(2008年~2013年)
「セブン」でブラピの妻役を演じ大ブレイクしたグウィネス。
実はジェームズ・キャメロン監督は、真っ先に彼女にローズ役を打診したそうです。
しかし理由は不明ですが、このオファーを断ったと言われています。
そこでケイトに白羽の矢が立ったというわけですね。
グウィネスの体型が理由だった説も
グウィネスがローズ役を断ったのではなく、体型を理由にNGを出されたという説もあります。
監督はお金持ちのローズに対して、ふっくらした体型の女性をイメージしていたそう。
しかしグウィネスはスリムすぎたためにイメージが合わないと判断されたとも言われています。
確かにケイトのむっちり体型とは正反対かも…
グウィネスがケイトの役を演じていた
グウィネスはその後、「恋におちたシェイクスピア」(1998年)に主演し、アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。
実はこのグウィネスが演じたヴァイオラ役は、はじめはケイト・ウィンスレットが演じることになっていたそう。
つまり、
・ローズ役はグウィネス→ケイトに
・ヴァイオラ役はケイト→グウィネスに
ということですね。
こんなことがあるのですね~
ハリウッドって広いようで狭い世界!
そしてこの二人は、
・ケイト:「タイタニック」でアカデミー主演女優賞にノミネート
・グウィネス:「恋におちたシェイクスピア」アカデミー主演女優賞を受賞
と、どちらも素晴らしい功績を残しました。
ふたりとも、それぞれ自分に合った役にめぐりあえたのですね。
でも逆バージョンも見てみたかった!
3人目:ユマ・サーマン
生年月日:1970年4月29日
年齢:54歳(2024年7月現在)
出生地:アメリカ合衆国マサチューセッツ州
代表作:「パルプ・フィクション(1994年)「バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲」(1997年)「ガタカ」(1997年)「レ・ミゼラブル」(1998年)
「パルプ・フィクション」(1994年)でおなじみのユマも、ローズ候補だったことをケイトが明かしています。
ケイトはインタビューの中で、
- グウィネス・パルトロー
- ユマ・サーマン
- ウィノナ・ライダー
最終的にこの3人とローズ役を競い合ったことを明かしています。
ユマはこの戦いには負けてしまいましたが、その代わりに1997年公開の「ガタカ」のほうに出演。
共演者のイーサン・ホークとめでたく結婚し二人の子供にもめぐまれました。
どっちに転んでも、さすが大女優の未来は輝いていますね!
4人目:ウィノナ・ライダー
生年月日:1971年10月29日
年齢:52歳(2024年7月現在)
出生地:アメリカ合衆国ミネソタ州ウィノナ
代表作:「シザーハンズ」(1990年)「若草物語」(1994年)「17歳のカルテ」(1999年)「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016年)
「シザーハンズ」でブレイクし、当時すでに人気女優だったウィノナ。
彼女も最後までローズ役候補に残った一人。
監督は人気のある女優よりも、無名の女優を使いたかったのかもしれませんね。
彼女は日本でも人気の海外ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で再ブレイクしていますよ!
5人目:ジェニファー・アニストン
生年月日:1969年2月11日
年齢:55歳(2024年7月現在)
出生地:アメリカ合衆国カリフォルニア州シャーマンオークス
代表作:「フレンズ」シリーズ(1994年)「そんな彼なら捨てちゃえば?」(2009年)「モンスター上司」(2011年)
海外ドラマ「フレンズ」のスター女優ジェニファーも候補者の一人だったと言われています。
最近は映画界で活躍していますが、当時はテレビドラマ女優として大ブレイクしていた頃ですね。
彼女は「フレンズ」レイチェルのイメージが強すぎるので、個人的にローズ役には向いていなかったと思います。
6人目:ドリュー・バリモア
生年月日:1975年2月22日
年齢:49歳(2023年7月現在)
出生地:アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
代表作:「E.T.」(1982年)「スクリーム」(1996年)「ウェディング・シンガー」(1998年)「25年目のキス」(1998年)「チャーリーズ・エンジェル」シリーズ(2000年~)
「E.T.」の主人公エリオットの妹役を演じた子役出身のドリュー。
彼女も候補者に含まれていたと言われています。
他の候補者に比べると、ケイト版ローズのイメージにちょっと近い感じがします。
7人目:アンジェリーナ・ジョリー
生年月日:1975年6月4日
年齢:49歳(2024年7月現在)
出生地:アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
代表作:「ジーア/悲劇のスーパーモデル」(1998年)「17歳のカルテ」(1999年)「Mr.&Mrs.スミス」(2005年)「マレフィセント」(2014年)
大女優アンジーも候補者だったのだとか。
しかしこの時の彼女はケイト以上に無名の新人女優。
その状況で名前が挙がっていたとは、すでに光るものがあったのでしょうね。
その後に彼女がブレイクしたのは、1999年公開の「17歳のカルテ」でした。
8人目:シャーリーズ・セロン
生年月日:1975年8月7日
年齢:48歳(2024年7月現在)
出生地:南アフリカ共和国ハウテン州
代表作:「ディアボロス/悪魔の扉」(1997年)「モンスター」(2003年)「イーオン・フラックス」(2005年)「スキャンダル」(2019年)
最近は超演技派のシャーリーズですが、初期の頃はセクシーなブロンド役のオファーばかりだったそうです。
その時期のシャーリーズもローズ役オファーを受けていたと言われています。
ローズ役だけはセクシーブロンド役ではなく、演技力が問われる役だったのかもしれませんね。
9人目:リース・ウィザースプーン
生年月日:1976年3月22日
年齢:48歳(2024年7月現在)
出生地:アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ
代表作:「キューティ・ブロンド」(2001年)「メラニーは行く!(2001年)「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2005年)
ラブコメ女王としての地位を確立しているリース。
彼女も若手女優時代にローズ役の候補に入っていたそうです。
個人的に彼女のローズ役は見てみたかった!
ディカプリオと相性が良さそう。
彼女はイケメン俳優、ライアン・フィリップと結婚していた時期があります。
ちょっとディカプリオ&ケイトのイメージと似てる気がしませんか?
10人目:ニコール・キッドマン
生年月日:1967年6月20日
年齢:55歳
出生地:アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル
代表作:「誘う女」(1995年)「めぐりあう時間たち」(2002年)オーストラリア「(2008年)「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜」(2016年)
1990年にトム・クルーズと結婚したニコール・キッドマン。
2001年に離婚するまではブロンドの妻のような役が多かったと明かしています。
ローズ役の候補だったのもその頃でしょう。
彼女はこの役は逃しましたが、その後演技派に転身。
「めぐりあう時間たち」では、オーストラリア人女優初のアカデミー主演女優賞を受賞しています。
ケイトが選ばれた理由は?
実力派の女優陣が候補にあがっていたローズ役。
その中でケイトが選ばれた理由は何だったのでしょうか。
監督に猛アピールしていた
どうしてもこの役が欲しいケイトはジェームズ・キャメロン監督への猛アプローチを決行。
これがローズ役を射止めた勝因だったようです。
新人女優のケイトはオーディションを受けるだけでも大変だったのだとか。
何とかして監督の電話番号をゲットした彼女は電話で猛アピール。
オーディションを受けることに成功したそうです。
そしてオーディションの後には、「あなたのローズより」というメモとバラの花束を監督に送ったそうです。
これは有名な話ですよね。
もうすでにローズになりきっていたのですね。
強い女性ローズのイメージが合っていたから?
キャメロン監督作品のヒロインは強い女性が多いと言われています。
確かに「エイリアン2」も「ターミネーター」シリーズも女性が強い!
おそらくローズに対しても強い女性のイメージを描いていたのでしょう。
新人女優にもかかわらず、大監督にアプローチしたケイト。
そんな強気なところが、ローズのイメージに合うと思ったのかもしれませんね。
老ローズは他に候補者がいなかった?
ケイト・ウィンスレットの他に忘れてはいけないのが、老ローズを演じた大女優です。
当時86歳だった大女優グロリア・スチュアートです。
生年月日:1910年7月4日
没年月日:2010年9月26日(100歳没)
出生地 カリフォルニア州サンタモニカ
老ローズの女優候補者については、彼女以外の名前を見つけることはできませんでした。
老ローズ役の年齢設定は101歳。
この役を演じ切れる女優さんはグロリア以外いなかったのかもしれませんね。
まとめ
タイタニックローズ役の候補、さらにケイトが選ばれた理由をまとめてきました。
ローズ候補には、錚々たる女優陣がいたことがわかりました。
ケイトが選ばれた理由は監督へのアピールと言われていますが、もちろん彼女の実力が一番の理由だったのでしょうね。