2024年7月26日から始まるパリオリンピック。
開幕まであと少しにも関わらず、イマイチ盛り上がっていないようです。
どうして盛り上がらないんだろう…
注目競技はないの?
このページでは、このような疑問に対して以下の内容をまとめています。
- オリンピック2024が盛り上がらない理由まとめ
- 注目競技はあるのか
オリンピック2024が盛り上がらない理由まとめ!
いよいよ今月末に迫っているオリンピック。
しかし、半月後に開催とは思えない静かさです。
盛り上がらない理由は何なのか、その理由をリサーチしました。
- オリンピックの価値が下がってきている
- 自国開催ではない
- 東京五輪の問題でネガティブなイメージがついた
- 時差の関係上ライブで見にくい
- 有名選手が少ない
- 若い選手が多くなった
- 野球が除外された
- サッカーが盛り上がらない
- 戦わない運動会が定着してきている
このような要素が関係しているようです。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1つ目:オリンピックの価値が下がってきているから
少し前まではオリンピックは唯一無二の世界大会という位置付けでした。
しかし最近はワールドカップのほうが盛り上がる競技が増えてきています。
そのため、オリンピックのブランド力が低くなりつつあるのでしょう。
野球はWBCが大人気ですしね!
- サッカー
- ラグビー
- バスケットボール
こちらの競技は、ワールドカップのほうが世界的に盛り上がっている印象を受けます。
例えばサッカーの場合、
ワールドカップ:参加国32
オリンピック:参加国16
このようにワールドカップのほうが圧倒的に参加国が多いため盛り上がります。
さらにオリンピックは23歳以下という年齢制限もあるため、スター選手が出れない傾向にあります。
オリンピックよりワールドカップのほうが見応えがある感じがしますね。
2つ目:自国開催ではないから
2000年代に入り、オリンピックの人気は徐々に低くなっていました。
しかし前回の東京オリンピックは自国開催ということで、人気が下がりながらも盛り上がりを見せました。
しかし今回は遠く離れたパリです。
東京開催だから面白かったけれど、他国開催なら興味ないかな…
という方が多いのでしょう。
また東京五輪はコロナ禍で様々な制限があり、日本人としては悔しい大会でもありました。
コロナ禍の影響を受けずのびのび開催できるパリに、嫉妬してしまう方もいるかもしれませんね。
3つ目:東京五輪の問題でネガティブなイメージがついたから
メダルラッシュに沸く一方で、さまざまな問題が起きた東京五輪。
ネガティブなイメージがついてしまったため、「もうオリンピックを楽しめない」という方も一定数いるようです。
まずは、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者によるスポンサー契約をめぐる汚職事件。
オリンピックに多額の裏金が使われた疑惑について、国民は怒り爆発でしたね!
その税金があれば、他のことに使ってほしかった!と非難殺到でした。
またコロナ禍で国民が苦しんでいる最中に大会を強行開催したことに対しても、非難の声があがりました。
政府は「コロナに打ち勝ったところを見せたい」と実施しましたが、実際には感染者を増やし医療機関を圧迫する結果に。
また、コロナ禍で小中高学校の大会や運動会が実施されない状況が続いていました。
その時にしか経験できないイベントを我慢せざるを得ない子供たちが、とても可哀そうでしたよね。
そんな中で大人たちは楽しく五輪を開催。
これもオリンピックに対するネガティブな要素の1つでした。
4つ目:時差の関係上ライブで見にくいから
スポーツ観戦はリアルタイムで見ないと盛り上がりに欠けますよね。
しかしパリと日本の時差は7時間。
微妙な時差ですね…
夕方5時の試合➡日本では夜11時~
夜7時の試合➡日本では深夜1時~
夜9時の試合➡日本では朝4時~
このように、メイン競技が行われる夕方~夜の試合は、日本では深夜~早朝になります。
リアルタイムで見れる人は少ないでしょう。
これも盛り上がりに欠けてしまう要素と言えますね。
次の日仕事の人にはキツい時間帯ですね。
結局毎朝ネットで試合結果を見ることになりそう。
5つ目:有名選手が少ないから
パリ五輪が盛り上がらない理由は、有名選手が少ないという事情もあるようです。
前回大会の金メダル阿部一二三・詩兄妹など人気選手もいますが、前々回大会の頃に比べると少ないでしょう。
吉田沙保里(レスリング)
内村航平(体操)
北島康介(水泳)
石川佳純(卓球)
福原愛(卓球)
澤穂希(サッカー)
室伏広治(ハンマー投)
数回前の五輪の時は、このように誰でも知っているような有名選手がたくさんいました。
どの競技にもスター選手がいたので面白かったですよね!
6つ目:若い選手が多くなったから
東京大会以降ベテラン選手が引退し、頭角を現す若い選手が増えています。
張本智和(卓球):20歳
尾﨑野乃香(レスリング):21歳
奈良岡功大(バドミントン):22歳
半井重幸(ブレイキン):22歳
この他にも若い選手が本当に多いです。
オリンピックに熱心な中高年の世代はベテラン選手を応援してきた流れがあるため、
若い選手には興味が薄れてしまうのかもしれませんね。
とは言え、若いフレッシュな選手が若者の人気を集める可能性はあります。
オリンピックに興味がなかった若い世代が盛り上がる大会になるかもしれませんね!
7つ目:野球が除外されたから
大谷翔平選手の活躍もあり、大いに盛り上がっている野球。
幅広い年齢層から受け入れられているスポーツの1つです。
ところが、パリ五輪では野球は除外されてしまいました。
次回のロサンゼルス五輪では復活しますが、今大会では野球の試合は全く行われません。
野球がないならオリンピックを見ない
という方が一定数いるのではないでしょうか。
日米では超メジャーなスポーツですが、世界的に見ると稀な競技である野球。
オリンピックで除外されるのは仕方ないことではありますが、やはり日本人としては残念ですよね。
野球があれば、パリオリンピックはもっと盛り上がったでしょう!
8つ目:サッカーが盛り上がらないから
ワールドカップの盛り上がりによりサッカー人気が再燃しています。
ところがパリオリンピックでは、久保建英選手が出場しないことが確定。
東京五輪ではインフルエンザで出場できなかった久保選手。
彼のリベンジを楽しみにしていた方は多いでしょう。
もともとワールドカップより人気が低い五輪サッカー。
それに加えて久保選手がいないことで、盛り上がりに欠ける大会になってしまいそうです。
9つ目:戦わない運動会が定着してきているから
少し前までのオリンピックは、大人はもちろん子供や若者にとっても最高のスポーツの祭典でした。
しかし最近は、紅白戦を廃止し、徒競走では順位をつけない「戦わない運動会」が定着しつつあります。
最近はフレー!フレー!自分!と応援するようですよ!
戦う相手は他人ではなく、過去の自分。
そのため、勝ち負けを付けることにネガティブなイメージを持つ子ども達が増えているといいます。
そんな子ども達にとって、完全に勝ち負けが付くオリンピックは興味がもてないものなのかもしれませんね。
注目競技はある?
いまいち盛り上がりに欠けると言われているパリオリンピック。
注目されている競技はあるのでしょうか。
注目競技①柔道
日本のお家芸でもある柔道。
前回の東京五輪では金メダル9個という素晴らしい結果を残しました。
パリ五輪でもやはり注目は、阿部一二三・詩の兄妹でしょう。
東京五輪では兄妹で仲良く金メダルを獲得し強さを見せつけました。
しかし今大会ではさらにパワーアップしていると高い評価を受けています。
また新たな伝説を残してくれそうですね!
また、一度は引退を考えながらも見事に返り咲いた角田夏実選手にも注目。
31歳にして初のオリンピック出場を果たした彼女の活躍にも期待したいと思います。
注目競技②バレーボール男子
2012年ロンドン五輪で銅メダルに輝いた女子に比べ、男子バレーは長い低迷期が続いていました。
2012年ロンドン五輪:未出場
2016年リオデジャネイロ五輪:未出場
2021年東京五輪:開催地枠で出場
ところが近年の男子バレーはとにかく強い!
2024年6月24日付けの世界ランキングでは堂々の2位に。
パリ五輪では、実に52年ぶりのメダル獲得が期待されています。
注目競技③バスケットボール男子
2023年のワールドカップで大躍進を遂げたバスケ男子。
バスケ熱が冷めやらぬまま、パリ五輪でも盛り上がりが期待されています。
注目は何と言っても八村塁選手でしょう。
ワールドカップは出場できませんでしたが、今回はついに合流!
河村勇輝選手、渡邊雄太選手などW杯で活躍した代表メンバーとどんなプレーを見せてくれるのか非常に楽しみです。
まとめ
今回はオリンピック2024が盛り上がらない理由や注目競技について調べてみました。
パリオリンピック2024は、時代の流れにより盛り上がりに欠けているのは事実のようです。
しかし柔道、男子バレー・バスケなど注目種目はたくさんあります。
もちろんノーマークの種目や選手の活躍により一気に盛り上がる可能性もあるでしょう。
4年に1度のオリンピック。
できれば大いに盛り上がってほしいですね!